Uber(ウーバー)とGrab(グラブ)って何?
海外現地の移動はタクシーを利用するケースが多いと思いますが、世界中で急速に普及している配車アプリのUBER(ウーバー)とGrab(グラブ)をご紹介します。
UberやGrabは自家用車で乗客を運ぶライドシェア(相乗り)を提供するサービス(アプリ)になります。海外での移動にバスやタクシーをよく利用すると思いますが、土地勘のないバス利用は乗り方や路線の把握で難易度があり、タクシーはメーターを使わないドライバーや安全性に問題のある国も多く非常に不便でした。
移動を安全で安く便利にできる手段が、世界中で拡大しているUberとGrubです。
UberタクシーやGrabタクシーとも呼ばれます。
配車アプリサービスは東南アジア、特に新興国での移動に革新をもたらしました。
利用方法はアプリで行先を指定すれば、自動で料金が表示され配車(予約)ボタンを押すだけです。今いる場所がドライバーに通知され、合流までの時間や地図も表示されます。
悪質なぼったくりやセットアップ犯罪などの可能性が大幅に減らすことが出来ます。
UberやGrabのドライバーになる為には厳しい審査があり、サービス開始後も利用者からの評価によって監視さえる事になり優良なドライバーが残ることになります。
タクシー車両で登録するドライバーも多くいます。
Uberとは?
配車アプリを最初にアメリカでスタートし世界に展開して広めたのがUberです。
配車アプリの先駆者となります。
Grabとは?
Grabはシンガポールでサービスをスタートした配車アプリになります。
主にアジア地域での展開ですが、Uberよりサービス地域が広く評判が高いサービスになっています。
東南アジア配車サービス最大手のグラブは26日、米最大手ウーバーテクノロジーズの東南アジア事業を買収すると発表した。
激しいシェア争いを続けてきたライバルを買収し、東南アジア市場で圧倒的なシェアを確保する。
ウーバーも事業譲渡と引き換えに、グラブの27.5%の株式を取得する。
配車アプリの利用方法
GrabとUBERの利用できる地域一覧
2018年4月調査の利用可能地域の状況です。
*2018年11月更新
地域 | Grab | UBER | 調査時期 |
台湾 | × × | 台北・台中・高雄・新竹 台北・高雄 | 2018年4月 2018年11月 |
香港 | × | 香港 | 2018年4月 |
マレーシア | 〇 | クアラルンプール・ペナン | 2018年4月 |
フィリピン | 〇 | マニラ・セブ・パンパンガ | 2018年4月 |
インドネシア | 〇 | ジャカルタ | 2018年4月 |
タイ | 〇 | 不可(Grabへ移行) | 2018年4月 2018年11月 |
ベトナム | 〇 | ホーチミン・ハノイ | 2018年4月 |
ミャンマー | ヤンゴン | ヤンゴン | 2018年4月 |
※他の地域でも利用できます。
UBERとGrabの配車アプリ画面
GrubとUberの画面比較(香港)
マレーシアとフィリピンでの利用可能状況
GrabのUber買収により利用可能状況
マレーシアとフィリピンでのUBERはサービス停止
2018年5月現在
香港はGrabのサービスが無かった為、UBERが継続利用可能(将来はGrabサービスへ移行?)
2018年5月現在
日本での配車アプリのサービス
Uberは日本でのサービス開始を目指し、日本の規制当局と交渉を進めていましたが、日本の規制緩和が進まず、タクシー業界からの強い反対を受け、2014年に日本のタクシー業界と組む形でハイヤーとタクシーの配車サービス「ウーバータクシー」を開始しましたが、広く普及はしていないようです。
日本ではタクシーの配車アプリとしていくつかのサービスが行わています。
・ウーバータクシー
・LINEタクシー
・全国タクシー
・フルクル
・タクシーチャンピオン
各国でUberとGrabを利用してきた感想!
料金はUBERが全体的に安く待機中の車両はGrabが圧倒的に多い印象です。ドライバーの収入(料金体系)の影響かGrabタクシーの台数と利用地域が多く利便性はGrabが高いと思います。ただ地図の精度はUBERが優れており私はUBERの利用が多いです。ベトナムのGrabで合流できなかった事が一度あります。2018年3月にアジア事業がUBERがGrabに買収されUBERの利用できない地域が出てきました。Grabのサービスのない地域(香港など)を除いてGrabのサービスに早々に統合されていくのではないでしょうか!
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