アンヘレスの歴史と将来を考察してみた。~Philippine・Angeles~

アンヘレス

アンヘレスの場所や背景

フィリピンのマニラから100km程の距離にあるパンパンガ州(Pampanga)にアンヘレス市(Angeles City)はあります。
最寄空港はクラーク国際空港(Clark International Airport)です。
クラーク空港は1919年にアメリカが建設した空港で、現在は元アメリカ軍の基地があった場所を「クラーク経済特別区」として開発されており日系企業も複数進出しています。

第2次世界大戦時は最初の日本の神風特別攻撃隊が飛び立った場所でもあり慰霊碑が元マバラカット飛行場にあります。

アンヘレスの歓楽街の歴史

アンヘレスの歓楽街の始まりはクラークに米軍空軍基地があった事から始まっています。
*ピナツボ火山噴火によりクラーク基地が使用不能になりフィリピンに返還されました。

家族と離れた軍人の癒しはアルコールと女性ですよね!
当時は米兵を100ドルで楽しませるという暗黙ルールがあり、
2010年頃までは3000円程で飲み代・連れ出し代が完結出来てました。

@旅助
@旅助

2011年頃は、連れ出し1200ペソ(約2000円)くらいでしたね。
*しかも翌日の出勤まで一緒にいる子が多かったです。
2023年はショート4000ペソになってます。
*今は置屋バーですね!

アンヘレスの変化

ここ数年でアンヘレスの歓楽街(GOGOバー)は大きく変わって来ています。
韓国経営(買収)のお店が多くなり、置屋バースタイルに変わりお嬢の質(性格)が大きく変わって来ています。
バーでの目的が連出しになり、お客を楽しませるスタイルのお店が少なくなって来ています。
パタヤのGOGOバーと同じようなスタイルになって来ています。
であれば色々な遊び方や過ごし方のあるパタヤの方が良いのかな~って思っています。

ファランを対象としたお店は変わらず残っていますが、だらだらと飲む放置プレースタイルのバーになります。

2013年-2014年のレイド(手入れ)について

2013年から2014年頃に連日アンヘレスのゴーゴーバーへのレイド(手入れ)があった時期がありました。
(NBIと警察によるレイドで、表向きは未成年就労と売春施錠に対してとなってますが上納金の上乗せが目的とも言われてます。)
私も何度かバーで楽しんでいる最中に数十人の警官とNBIの手入れ現場に居合わせました。
護送車が数台来て、経営者・ママさん・お嬢さん達が連行されて行かれてました。
多額の罰金を払うまで留置され、上納金のアップを条件にお店の再開が許されるという内容です。
罰金が払えないのか、半年以上たっても釈放されないママの話も多く聞きました。

当時はゴーゴーバーの数を減らし、政府の意向で売春(置屋)を撲滅させる方向になると思われてましたが、
上納金アップによる裏でのお墨付きが強固になり、韓国経営による置屋バースタイルが勢力を大きくしている形になっています。
資本力の少ないフィリピン人経営のバーは次々と韓国経営バーに変わっていった経緯です。

アンヘレスの将来

フィリピン政府はマニラの人口密集や交通渋滞、大気汚染などの課題に対して新都市「ニュー・クラーク・シティ」の建設を進めています。
クラーク空港を次期ハブ空港として、政府移転や高速鉄道などが計画されています。

当初はこの計画により、麻薬撲滅や売春取締りなど安全で健全な町を目指して強固な取締り(レイド)を行っていましたが、現状は緩和(上納金)?され、GOGOバー(置屋売春)は黙認されているようです。
*バーファイン(連出し代)は客とお嬢の合意でお店は関与していないとの建前で飲み代の会計と別に直接お嬢経由でママに支払うシステムになっています。

近年ではフィリピンの発展も目覚ましく、国民全体が豊かになる事でGOGOバーでのコストも上がりお店の淘汰や移転等も含め再構築されていくと考えています。

昔のような楽しみ方は出来なくなっていますが、まだまだアンヘレスにしかない雰囲気や遊び方はあります。
将来はタイのパタヤのようになる可能性もありますが、フィリピンは風俗に厳格で寛容なタイとは違う事と
政府の重要な都市を目指している事から、今以上にGOGOバー歓楽街として発展していく事はないと思います。

@旅助
@旅助

2011年に初めてアンヘレスを訪れてから毎年数回のアンへ詣でこの街をを眺めてきました。この街には多くのフィリピンの友人がいて色々な良い思い出があるアナザースカイになっています。最初はGOGOバーにはまっていましたが、コリアン化が進み始めた頃からはGOGOバーには殆ど行かなくなりました。

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